このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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新年あけまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。 2012年 元旦
■1月8日(日) 15:00 コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第313回定期公演PH ニューイヤーコンサート2012
指揮:山田 和樹,ピアノ:モナ=飛鳥・オット
OEKの定期公演の開幕は,若手指揮者と若手ピアニストの共演となります。指揮の山田和樹さんは,2009年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝後,ラ・フォル・ジュルネ金沢での指揮をはじめ,ミュージック・パートナーとしてOEKをたびたび指揮をされています。OEKの定期公演への登場は,2011年の6月に続いて2回目となります。ただし,この時はロジェ・ブトリーさんの代役でしたので,今回が実質的な初登場ということになります。そこで選ばれた曲が「英雄」。ベートーヴェンの交響曲を演奏する機会の多いOEKですが,今回は颯爽とした演奏を聞かせてくれることでしょう。
ソリストとして登場するのは,今回がOEKとの初共演となるモナ=飛鳥・オットさんです。この名前を見れば,OEKファンならば,2年前,2009年の同じニューイヤー・コンサートに登場したアリス=沙良・オットさんを思い浮かべることでしょう。モナさんは,アリスさんの妹さんとのことです(チラシの写真を見ても似ていますね。)。姉妹でピアニストの例としては仲道郁代さん・佑子さんや,ラベック姉妹などを思い出しますが,アリスさんとモナさんの場合,どういうキャラクターの違いがあるのか,楽しみに聞きたいと思います。OEKがグリーグのピアノ協奏曲を取り上げるこもは珍しいこので,その点でも楽しみです。
その後,山田和樹さんとOEKは,次のとおり国内演奏旅行を行います。ただし,東京,大阪公演でモナさんが演奏する曲は,モーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」,メインで演奏する曲がベートーヴェンの交響曲第5番になります。また,札幌公演のみ,ソリストは,ヴァイオリンの山根一仁さんです。
- 1月9日(月・祝) 射水公演(富山) 14:00開演 アイザック小杉文化ホール
- 1月11日(水) 東京公演 19:00開演 紀尾井ホール
- 1月12日(木) 大阪公演 19:00開演 いずみホール
- 1月17日(火) 札幌公演 19:00開演 札幌コンサートホール
■1月15日(日) 16:00 コンサートホール
秋川雅史 with オーケストラ・アンサンブル金沢 スペシャルコンサート2012
テノール:秋川 雅史 指揮:鈴木 織衛
2011年9月の音楽堂10周年記念スペシャル・コンサートの「歌合戦」でゲスト審査員として登場した秋川雅史さんとOEKが音楽堂で再共演します。秋川さんと言えば,「千の風になって」とセットになってしまっている印象がありますが,2011年末の紅白歌合戦では,「あすという日が」という曲が歌われます。
もともとこの曲は2006年に大阪府池田市で開催された第30回全日本合唱教育研究会全国大会のために作られた曲ですが,2011年3月11日の東日本大震災後,仙台市立八軒中学校が復興を祈願するためこの曲を演奏したことで知られるようになりました。その後,9月に,夏川りみさんと秋川雅史さんの競作でCDが発売され,紅白歌合戦でも歌われることになったものです。
紅白歌合戦の直後ということで,特に注目を集める公演になると思います。指揮は前回同様,鈴木織衛さんです。お2人によるトークも楽しいものになることでしょう。
■1月28日(土) 15:00 コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第314回定期公演M
指揮・ピアノ:ラルフ・ゴトーニ
1月最後のマイスター定期と2月最初のフィルハーモニー定期は,1週間ほどしかインターバルがありません。その両方に登場するのが,OEK定期公演3回目の登場となる,ラルフ・ゴトーニさんです。しかも,その間のOEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ」には,ゴトーニさんがピアニストとして参加します。こういうケースは,これまでなかったことです。かつて,NHK交響楽団がヴォルフガング・サヴァリッシュさんとこういう感じで「室内楽でも,オーケストラでも」共演していたことがありますが,OEKとの過去2回の共演を通じて,強い信頼関係が結ばれた結果の再共演ということが言えそうです。
この「ゴトーニ・ウィーク」の最初は,古典的な作品を中心としたプログラムです。ベートーヴェンの「コリオラン」序曲で始まった後,ゴトーニさんの弾き振りによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番が続きます。この曲は,過去,ブーニンさんと共演し,CD化もされていますが,今回はどういうスタイルで聞かせてくれるのか楽しみにしたいと思います。
最後に演奏されるのは,シューベルトの交響曲第6番ハ長調です。ラ・フォル・ジュルネ金沢2011では演奏されなかった曲ですが,「大ハ長調」交響曲に負けないような魅力を持った作品です。
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