2003年7月の演奏会・新譜 金沢周辺の演奏会 [OEK創設15周年記念ワイン販売中] |
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■OEKの新譜 7月24日発売 指揮者の金聖響さんの本格的なCD録音デビューとなる話題のCDが発売されます。8月には第3番「英雄」が連続して発売されます。 ベートーヴェン:交響曲第2,7番(WPCS-11684,\2520(税込)) CDショップ・サイト等の情報[Warner Music Japan][TowerRecords][HMV] |
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■7月5日(土) 第144回定期公演F 指揮=榊原栄,語り=西村雅彦 7月のファンタジー公演は,俳優の西村雅彦さんを語り手に迎えて,親しみやすい曲を集めたプログラムとなっています。メインになる曲は,ビラにも大々的に書かれているとおり,プロコフィエフの「ピーターと狼」です。この曲は,子供のために書かれた音楽物語ですが,西村さんの語りによって,大人でも楽しめるものになることでしょう。 演奏会は2部構成になっており,後半は「ピーターと狼」の他に,西村さんをゲストに迎えて,次のような曲が演奏されます。榊原栄編曲:ミッション・インポッシブル,刑事ドラマメドレー(西部警察,太陽にほえろ,Gメン75),古畑任三郎。何といっても,西村さんが今泉慎太郎役で田村正和との名コンビを組んで人気を集めた古畑任三郎のテーマを聞けるのが楽しみです。 前半は,「懐かしいクラシックの名曲」と題して榊原栄さんの指揮で,次の曲が演奏されます。オッフェンバック:「天国と地獄」序曲,シュレーナー:インマー・クライナー,ボロディン:中央アジアの草原にて,ヴォルフ=フェラーリ:「マドンナの宝石」間奏曲,ケテルビー:ペルシャの市場にて,イワノヴィッチ:ドナウ河のさざなみ。 最近,これらの曲が実演で演奏される機会が少ないのですので,大人にとっては懐かしく,若い人には新鮮に響くのではないでしょうか? |
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■7月20日(祝・日) 朝日親子サマーコンサート 指揮=本名徹次 夏休み恒例の朝日親子コンサートは今年は例年よりも少し早く7月中に行なわれます。夏休みの開幕に相応しい夏向けのプログラムが並んでいます。今回の指揮は,過去にOEKの定期公演にも登場したことのある本名徹次さんです。本名さんは,今年のもりのみやこコンサートでも指揮されています。また,金沢大学フィルの定期演奏会にも登場していますので,今年3度目の金沢での公演ということになります。 この演奏会には,おなじみのOEKエンジェルコーラスが登場します。演奏するのは,新美徳英(倉知竜也編曲):「ぼくは雲雀」です。この日のために練習を積んできた成果を披露する機会ということになります。 また,若手ヴァイオリニスト奥村愛さんをソリストに迎えて次の曲が演奏されます。マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲,ロンドンデリーの歌,サティ:ジムノペティ第1番(これらの曲は編曲された形で演奏されるのではないかと思います)。 OEKのみでは,ヘンデル:水上の音楽から,メンデルスゾーン:真夏の夜の夢から数曲ずつ演奏されます。 ※演奏曲順は不明です。 |
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■7月25日(金) 第145回定期公演PH 指揮=広上淳一 7月のPH公演には,OEK初登場となる広上淳一さんが登場します。広上さんは,以前ノールショッピング交響楽団の首席指揮者などを務めていましたが,2001年に「休養宣言」をし,現在はフリーで活動をされています。とても人気の高い指揮者ですが,過密なスケジュールを避けることによって,自分の活動を見直そうとしているのかもしれません。そういう意味で,今回のOEKとの初顔合わせでは,新しい広上さんの音楽を聞くことができるのではないかと思います。 チェリストとして登場する趙静(ちょうちん)さんもOEKと初共演です。北京生まれの若手チェリストで最近CDなども発売されています。演奏する曲は,ハイドン:チェロ協奏曲第1番です。昨年,OEKはヨーヨー・マさんとこの曲を演奏していますが,新鮮な演奏を期待したいと思います。 その他に演奏される曲は,ブリテン:シンプル・シンフォニー,シューベルト:イタリア風序曲第1番,交響曲第2番です。 |