2003年5月の演奏会から
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■5月3日(土) 第5回もりのみやこコンサート 指揮=本名徹次 ![]() ビゼー:アルルの女第2組曲,世界の歌メドレー,モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番から,キャッツ〜メモリー,エヴィータ〜泣かないでアルゼンティーナ,ヴェルディ:歌劇「トロバトーレ」〜アンヴィルコーラス,炎は燃えて,ビゼー:歌劇「カルメン」〜ジプシーの歌,モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス,シューマン:流浪の民,メンデルスゾーン(鈴木行一編曲):歌の翼に |
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■5月9日(金) 第141回定期公演PH 指揮=金聖響 ![]() 演奏される曲は次の3曲です。ベートーヴェン:「コリオラン」序曲,メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調,ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」。序曲+協奏曲+交響曲というオーソドックスな構成となります。この中で吉田さんの登場するメンデルスゾーンは,先に書いたとおり,既にレコーディングされており,ワーナー・ジャパンから発売されています。このレコーディングは丁度1年前に石川県立音楽堂で行なわれましたので,そのお披露目の演奏会と言うことになります。また,「英雄」の方もレコーディングされるとの情報があります。こちらの方も期待しましょう。 金聖響さんは,ご自分のホームページの中で,OEKを高く評価し,共演・レコーディングに対しても非常に大きな期待を寄せていますので,この演奏は大きな聞きものとなることでしょう。恐らく,現代楽器による古楽器風演奏になるのではないかと思います。ちなみにこのお2人とも個人の公式ホームページをお持ちです。 Seele:金聖響公式ホームページ | 吉田恭子公式ホームページ ※この演奏会と同様の演奏会は5月11日に神戸でも行なわれるようです。 |
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■5月14日(水) ギドン・クレーメル&オーケストラ・アンサンブル金沢 指揮=岩城宏之 ![]() 昨年のプログラムは,クレーメルと若手演奏家によるベートーヴェンの三重協奏曲を中心としたものだったのですが,今回は,次の3曲となります。 シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのポロネーズ,ブリテン:ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲,ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲。いずれの曲にもクレーメルさんが登場しますので,クレーメルさんの魅力を堪能できるのではないかと思います。この中でブリテンの曲は日本初演となります。今回,クレーメルさん以外に登場するのは,チェロのマルタ・スドラバさんとヴィオラのウラ・ウリジョナさんの2人の女性です。お2人ともクレーメルさんが作った「クレメラータ・バルティカ」という室内オーケストラの主要メンバーです。スドラバさんは,昨年の公演に続いての登場ということになります。今回の共演を機会に,クレーメルさん及びクレメラータ・バルティカとOEKとの交流も進んで行って欲しいものです。 |
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■5月30日(金) 第142回定期公演M 指揮=アンドラーシュ・リゲティ ![]() リゲティさんは,過去OEKと共演していますが,ヤンドーさんとは初共演です。NAXOSでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集,モーツァルトのピアノ協奏曲全集など膨大なレコーディングを行なっている方ですので,今回の共演も大いに期待できます。ワーナー・ジャパンのOEK1000のシリーズもNAXOSも新譜なのに1000円程度という点で共通していますので,面白い巡り合わせです。 演奏されるのは次の3曲です。ベートーヴェン:「エグモント」序曲,ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番,交響曲第4番。3月に2番,5月に3番と来ましたので,それに続いて番号順にベートーヴェンの交響曲が演奏されることになります。 |